オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(macOS)

目次

  概要
  macOS 版でセキュリティアラートが表示された場合、利用を許可する
  CMake のセットアップ
  MUN サーバ設定ファイルの改変
  MUN サーバプロセスのビルド
  MUN サーバの実行


概要

macOS 環境における、オンプレミス版 MUN サーバの環境構築方法について

  このページでは、macOS 環境における、オンプレミス版 MUN サーバの環境構築について、その手順を説明します。
  macOS 環境を用いないのであれば、このページ内容はスキップして、状況に合わせて以下のページをご覧ください。

   ■ 既にサーバ導入準備が済んでいる場合
     → 「■ オンプレミス版MUNサーバのセットアップ」 > 「MUN サーバのビルド・実行・停止」

   ■ まだサーバ導入準備が済んでおらず、Mac環境以外で構築したい場合
     → Linux であれば
       「■ オンプレミス版MUNサーバのセットアップ」 > 「オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(Linux)」
     → Windows であれば
       「■ オンプレミス版MUNサーバのセットアップ」 > 「オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(Windows)」


macOS 版でセキュリティアラートが表示された場合、利用を許可する

MUNサーバーの各種ライブラリに対するセキュリティアラートを解除し、利用可能にする

  macOS High Sierra 以降のmacOSを使用している場合、OSの標準セキュリティ機能(GateKeeper)により、
  MUN サーバーのビルドに必要な各種ライブラリ に対し以下のセキュリティアラートが表示される場合があります。
macOSでは、MUNだけの例に漏れず
「Appleの審査を通過しているわけではない」大半のサードパーティ製のライブラリ/アプリで発生する事象のため、
以下のようなセキュリティアラートが出てしまうケースがあります。

このメッセージが出たとしても、本サーバパッケージ自体がマルウェアに感染しているわけではありませんのでご安心ください。
(誤ってゴミ箱に入れてしまった場合、ゴミ箱から戻してください)
  このアラートが表示されている間、macOS 上で MUN サーバーを実行することができません。
  セキュリティアラートを解除し、利用可能な状態にしましょう。

  macOS の左上のAppleアイコンをクリックして、「システム環境設定」を選んでください。

  システム環境設定ウィンドウが開きます。
  左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」を選び、このウィンドウを開いたままにしてください(閉じないでください)。

  システム環境設定ウィンドウを開いた状態のまま、MacのDockメニューの中から「ターミナル」を選び、起動します。

  起動したら、ターミナル上で以下のコマンドを実行します。
ターミナルで以下のコマンドを入力する
sudo spctl --master-disable
  入力するとパスワードを求められますが、macでログインしているユーザーアカウントのパスワードを入力してください。

  システム環境設定ウィンドウに戻り、サイドバーの「プライバシーとセキュリティ」以外の他のオプション(ロック画面など)の項目を一旦クリックします。

  その後再度改めて「プライバシーとセキュリティ」の項目を選び直します。

  システム環境設定ウィンドウ右側に表示される「プライバシーとセキュリティ」の設定項目を下のほうにスクロールさせると
  「アプリケーションの実行許可」の項目があります。
  デフォルト設定では「App Storeと既知のデベロッパ」になっていますので、その項目を選択してください。

  サブメニューが表示されますので、その中から「すべてのアプリを許可」を選んで変更してください。

  必要に応じて管理者パスワードが求められる場合がありますので、macでログインしているユーザーアカウントのパスワードを入力してください。


CMake のセットアップ

CMake とは

  CMake とは、マルチプラットフォームに応じたビルド環境を構築するために用いる開発支援ツールです。

  MUN サーバについてマルチプラットフォームでの自動ビルドに対応するため、CMakeを採用しています。
  現行で提供するMUNサーバのバージョンも同様で、お客様の環境にて CMake のインストールが必要です。

  ただし、詳しくは後述しますが、CMakeのインストールには中程度の問題やセキュリティリスクが存在しますので、
  このプロセスは将来的に排除する予定です。
  Macの環境上どうしても CMake のインストールに支障がある場合には、次期リリースまでお待ちください。

  CMake のセットアップ手順については、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。


  MacPC に OSX + Xcode をインストールしている環境では cmake が導入されていません。
  加えて、cmake をインストールするために Homebrew をインストールする必要があります。

  Homebrew のインストール方法については下記サイトで案内されていますので、そちらをご覧ください。
    https://brew.sh/ja/
  上記サイトの赤枠部分でインストールコマンドが記載されています。
  2025年12月時点では下記のようなコマンドです。
    ※ macOS や Homebrew の更新によって、インストールコマンドが変更されている場合がありますので
      都度サイトをご確認ください。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"

  このコマンドをターミナル上で実行します。
  macOS 上でターミナルを起動してください。

  起動したら、上記サイトで公開されている院トールコマンドを入力して、Enterキーを押してください。

  このとき、以下のようなポップアップが表示される場合があります。
  その場合には [許可] のボタンを押してください。

  また、ターミナル上で以下のようにパスワード入力を促される場合もあります。
  その場合には、現在 macOS にログインしているユーザーのログインパスワードを入力してください。

  実行するとインストールログが表示され、終了するとターミナルプロンプトに戻ります。



  無事に MacPC に Homebrew がインストールできたら、続けて、ターミナルに以下のコマンドを入力し、
  CMake のインストールを実行してください。
% brew install cmake

  実行するとインストールログが表示され、終了するとターミナルプロンプトに戻ります。



MUN サーバ設定ファイルの改変

MUN サーバのクライアント待ち受けIPアドレスを設定する

  まずは、MUN クライアントが MUN サーバに接続する際に使用する、MUNサーバのクライアント待ち受けIPアドレスを設定します。

  MUN サーバ設定ファイルの改変手順については、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。


  まずは、サーバとして動かす Mac マシンのIPアドレスについて調べます。
  ターミナル上にて、以下のコマンドを入力してください。
$ ifconfig

  このコマンドを実行すると、同一ネットワーク構内に接続しているPCから接続可能なIPアドレスの情報ログが表示されます。
  たくさん表示される場合がありますが、このとき
inet 〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇 netmask □□□□□ broadcast △△△.△△△.△△△.△△△
  という形式で、行内に「broadcast」の記載のある行を探し出してください。
  そして、その行の 〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇.〇〇〇 の部分をメモして記録にとどめておきます。


  IPアドレスを調べ終えたら、サーバパッケージ内に含まれている「MUN サーバ側のクライアント待ち受けIPアドレス」の設定を行ないます。

  使用するサーバ環境に応じて、以下の2種類からいずれか、あるいは両方を選んで実行してください。

  C++ 版 MUN サーバの設定は、サーバパッケージ内の cpp/server.sh 内にありますので、
  テキストエディタでそのファイルを開きましょう。

  ファイルを開いたら、42~44行目付近にある
・PROXY_PUBLIC_ADDR
・RESOLVER_PUBLIC_ADDR
・ROOM_PUBLIC_ADDR
  の3項目のデフォルト設定("0.0.0.0")を、事前に記録していた macOS サーバーのIPアドレスに書き換えてください。
  書き換え終わったところで、テキストエディタ上で上書き保存してください。



  C# 版 MUN サーバの設定は、ドラッグ&ドロップでコピーしたフォルダ内の csharp/appsettings.json 内にありますので、
  これをテキストエディタなどでを開きましょう。

  ファイルを開いたら、28~30行目付近にある
・PROXY_PUBLIC_ADDR
・RESOLVER_PUBLIC_ADDR
・ROOM_PUBLIC_ADDR
  の3項目のデフォルト設定("0.0.0.0")を、事前に記録していた macOS サーバーのIPアドレスに書き換えてください。
  書き換え終わったところで、テキストエディタ上で上書き保存してください。





MUN サーバプロセスのビルド

ソースコードからMUN サーバプロセスを生成する

  まずは、MUN サーバプロセスのビルドを行ないます。

  ビルド手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  ターミナルから、以下のコマンドを入力することで「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh
$ ./server.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Built target mun_master
Built target mun_resolver
Built target mun_proxy
Built target mun_room
Built target mun_monitor
  の表記がなされれば成功です。
    ※ 画面表示の都合上、おそらくログは流れてしまいます。
      以下の画像のように mun_room と mun_monitor のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  ターミナルから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
  ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)の挙動のみで、
  他の挙動に対する違いは現れません。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh
$ ./server.sh release

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Built target mun_master
Built target mun_resolver
Built target mun_proxy
Built target mun_room
Built target mun_monitor
  の表記がなされれば成功です。
    ※ 画面表示の都合上、おそらくログは流れてしまいます。
      以下の画像のように mun_room と mun_monitor のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。




  ターミナルから、以下のコマンドを入力します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh
$ ./mun_dotnet_core.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
成功しました
  の表記が5回なされれば成功です(ログがゆっくり流れますので、目視で確認できるかと思います)。



  ターミナルから、以下のコマンドを入力します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ bash setup.sh

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
成功しました
  の表記が5回なされれば成功です(ログがゆっくり流れますので、目視で確認できるかと思います)。



MUN サーバの実行

MUN サーバプロセスを実行し、サーバを起動する

  MUN サーバの実行手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  macOS のターミナルから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd [server.shのあるディレクトリ]
$ ./server.sh start

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。



  macOS のターミナルから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ ./mun_dotnet_core.sh startd

  コマンド入力後、以下のようなログが表示され、サーバプロセスが起動します。



  macOS のターミナルから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd [mun_dotnet_core.shのあるディレクトリ]
$ ./mun_dotnet_core.sh startr

  コマンド入力後、以下のようなログが表示され、サーバプロセスが起動します。