オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(Linux)

目次

  概要
  VMware Workstation Pro のセットアップ
  Ubuntu のセットアップ
  WinSCP のセットアップ
  オンプレミス版 MUN サーバパッケージの導入
  パッケージのインストール
  MUN サーバのビルド
  MUN サーバの実行


概要

Linux環境における、オンプレミス版 MUN サーバの環境構築方法について

  このページでは、Linux環境における、オンプレミス版 MUN サーバの環境構築について、その手順を説明します。
  Linux 環境を用いないのであれば、このページ内容はスキップして、状況に合わせて以下のページをご覧ください。

   ■ Windows であれば
     →  「■ オンプレミス版MUNサーバのセットアップ」 > 「オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(Windows)」

   ■ macOS であれば
     →  「■ オンプレミス版MUNサーバのセットアップ」 > 「オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(macOS)」


VMware Workstation Pro のセットアップ
(WindowsをホストOSとしつつ、Linuxサーバの環境を仮想マシンで動かす場合)

VMware Workstation Pro とは

  VMware Workstation Pro とは「コンピュータマシンの仮想化ソフトウェア」の1つで、
  現在使用中のコンピュータ上でLinuxサーバを動作させるための「仮想マシン」を構築します。

  既に物理マシンやクラウドなどの動作環境を用意されている場合には、この項目の手続きは不要です。
  そのまま次の Ubuntu のセットアップ に進んでください。

  また、無償で利用できる VMware WorkStation Pro は macOS には対応していませんので、
  ここでは Windows をホストOSとした場合の Linux 環境構築に限定します。

  macOS については、スタンドアロンで動作させたサーバ環境をほぼそのまま Linux サーバにデプロイして運用可能ですので、
  オンプレミス版 MUN サーバを動かす点においては Linux サーバを仮想化させる必要はありません。
  macOS をご使用されている場合には、以下のページをもとに macOS 上で動作されることを推奨いたします。
     「■ オンプレミス版MUNサーバのセットアップ」 > 「オンプレミス版 MUN サーバ導入準備(macOS)」

  Windows 環境にて、VMware Workstation Pro をセットアップする手順については、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。


  VMware Workstation Pro をダウンロードするためには、頒布元である Broadcom 社が管理するアカウントに登録する必要があります。
  まずは以下のリンクをクリックしてください。

    https://support.broadcom.com/

  リンク先のページ右上にある「Register」をクリックしてください。

  Email Address の欄にアカウント認証に用いるお手持ちのEメールアドレスを入力し、文字認証CAPTCHAの入力を済ませた上で、
  [Next] のボタンをクリックしてください。

  続けて、登録申請したEメールアドレス宛に認証コード付きのメールが送信されてきますので、そのメールに書かれている
  6桁の認証コードを入力し、[Verify & Continue] ボタンを押してください。

  認証が終わると本登録に移ります。項目のうち ※ 印のある以下の項目に対してそれぞれ入力をしてください。
First Name あなたの名前
Last Name あなたの苗字
Country あなたの居住国
Password ログインパスワード
Confirm Password ログインパスワード(確認用。上記と一緒でOK)
  最後に利用規約同意(I accept the Term of Use...の箇所)のチェックボックスをONにして
  [Create Account] ボタンを押してください。

  これでアカウント登録が完了です。
  続けてプロフィール登録を促されますが、特に必要ないので [I'll do it later] ボタンを押してスキップしてください。



  先に作成したアカウントを使って、Broadcomにログインします。
  改めて以下のリンクをクリックしてください。

    https://support.broadcom.com/

  今度はリンク先のページ右上にある「Login」をクリックしてください。

  [Login] ボタンを押すと以下のような画面に移り、先に作成したアカウントを使ってログインします。
  はじめに Username の入力を求められますが、ここはアカウント登録時に使用したEメールアドレスを指定して [Next] ボタンを押してください。

  パスワードはそのままアカウント作成時に登録したパスワードを入力して、[Sign In] ボタンを押してください。

  ログインに成功したら、以下のような画面(Broadcomダッシュボード)が表示されます。



  Broadcom ダッシュボードから「VMware Workstation Pro for Windows」をダウンロードします。

  ダッシュボードの左側メニューリストから「My Downloads」をクリックしてください。

  My Downloads の画面を開くと、"Free Software Downloads available HERE"と書かれている文章があります。
  "HERE"の部分(以下の画像の赤枠部分)がリンクになっていますので、そこをクリックしてください。

  「Free Downloads」の画面に移ります。
  "Search Product Name"と表示されている検索窓に「VMware Workstation Pro」と入力し、
  [Show Results] ボタンを押して検索をかけてください。

  検索結果が1件見つかりますので、見つかった項目をクリックします。

  インストール可能なパッケージのうち、今回は「VMware Workstation Pro 17.0 for Windows」を選択します。

  バージョンは最新を選びましょう。

  ダウンロード画面に移りますが、ここで利用規約への同意を求められます。
  "I agree to the Terms and Coditions"と書かれた文章のうち、"Terms and Conditions"の部分がリンクになっているため、ここを最初にクリックしてください。

  クリックして元のページに戻ると、上述の一文が書いているところにあるチェックボックスを有効にできます。
  改めてチェックボックスをONにして利用規約に同意してください。

  利用規約に同意したのち、以下の赤丸印のアイコンをクリックします。

  以下のようなポップアップが表示された場合、[Yes] を選んでください。

  画面が遷移し、追加情報の入力を求められますので、以下の赤枠情報を入力してください。
Address1 丁目, 番地, 号, 建物名, 階数, 部屋番号など
City 郡市区町村名
State/Province 都道府県名
Zip/Postal Code 郵便番号
  入力したのち、画面左下の"I Agree"のラジオボタンをチェックし、画面右下の [Submit] ボタンを押してください。

  [Submit]ボタンを押すと先ほどまでの画面に戻ります。
  改めて以下の赤丸印のアイコンをクリックすると、ようやくダウンロードが開始されます。

  インストーラーのダウンロードが完了したら、ファイルを開いて実行してください。



  ダウンロードしたインストーラーを実行すると、以下のウィンドウが表示されますので、[次へ] ボタンを押してください。

  次の画面で、「使用許諾契約書に同意する」のチェックボックスを入れ、[次へ] ボタンを押します。

  次の画面で、インストールフォルダを変更したい場合には「変更」で変更してください。
  「システムパスへの追加」のチェックボックスが ON の状態で [次へ] ボタンを押してください。

  次の画面で、ユーザーエクスペリエンスの設定を任意に変更した上で [次へ] ボタンを押してください。

  次の画面はそのまま、「次へ」ボタンを押します。

  次の画面でインストール準備完了ですので、[インストール] ボタンを押します。

  インストール中は以下のような画面に切り替わります。処理が自動的に進むまで待ちましょう。

  インストールが完了したら [完了] ボタンを押しましょう。

  もしインストール完了後に再起動が促されたら、他の作業中のアプリケーションを終了させた上で
  [はい] ボタンを押し、コンピュータを再起動させてください。



  インストールおよび再起動が完了した後、デスクトップ上に表示される
  「VMware Workstation Pro」のアイコンをダブルクリックすると、VMware が起動します。

  以下のような画面になればひとまず完了です。次に進みましょう。
  ※ 仮想マシンの構築はOSインストールの段階で行ないます。




Ubuntu のセットアップ
(Linux をインストールする場合)

Ubuntu とは

  Ubuntuとは、Linux の代表的な、無償ディストリビューション(パッケージ)の中では最も著名でシェア率の高いDebian系OSです。
  MUNでは、サーバOSとしてUbuntuを推奨しています。

  既に Ubuntu 20.x ~ 24.x のサーバ環境があれば、この項目の手続きは不要です。
  そのまま次の WinSCP のセットアップ に進んでいただいて結構です。

  Ubuntu をセットアップする場合、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。

物理サーバ(外部サーバ)に設置する場合には、「仮想マシンの作成」の部分を読み替えてください。

  物理サーバ(外部サーバ)として設置する場合には、このページにある「仮想マシンの作成」を読み替えてください。

  具体的には、仮想マシンを作成せず、ISOを物理サーバ(外部サーバ)にマウントしてインストールします。
  (一般的に物理サーバであれば DVD や USB 軽油でインストールする形式になりますが、その方法についてはここでは割愛します)


  まずは「Ubuntu」をダウンロードします。今回は Ubuntu 24.04 LTS を使用します。
  以下のリンクをクリックしてください。

    https://jp.ubuntu.com/download

  リンク先のページでダウンロードを有効にするためには、Cookieによるトラッキング機能の利用に同意する必要があります。
  ページ下部のポップアップ上にある [同意する] のボタンを押してください。

  Ubuntu インストールISOには大別して Desktop と Server がありますが、今回はサーバーを運用するため Ubuntu Server を選びます。
  "Ubuntu Server" と書かれているカテゴリーの [ダウンロード] ボタンを押してください。

  ISOファイルをダウンロード出来たら次に進みましょう。



※ スタンドアロンで用意している物理マシンにインストールする場合には、ダウンロードした ISO ファイルを DVD や USB に書き込んでください。
  あとはこの部分を読み飛ばし、次の Ubuntu のインストール に進んでください。

※ クラウドなどの外部マシンにインストールする場合には、ダウンロードした ISO ファイルをサーバにマウントしてください。
  あとはこの部分を読み飛ばし、次の Ubuntu のインストール に進んでください。
  ダウンロードした ISO ファイルを使って、VMware Workstation Pro の仮想マシンのイメージを作成します。

  VMware Workstation Pro を起動し、ホームメニューから「新規仮想マシンの作成」をクリックしてください。

  「新しい仮想マシンウィザード」のポップアップ画面が表示されます。
  ここでは、「標準」の所のラジオボタンが ON にされている状態で [次へ] ボタンを押してください。

  続けて、仮想マシンにインストールするインストールメディアの選択を促されます。
  ここでは「インストーラディスクイメージファイル」を選択して、[参照] ボタンを押してください。

  [参照] ボタンを押すとポップアップダイアログが表示されます。
  先ほどダウンロード済みの Ubuntu の ISO ファイルを指定して、 [開く] ボタンを押してください。

  元の画面に戻ると VMware 側で Ubuntu を認識していることを確認できます。
  そのまま [次へ] のボタンを押してください。

  次の画面で仮想マシンの格納先を指定します。
  必要に応じて「場所」の入力欄に保存場所に適切なディレクトリを設定し、「次へ」ボタンを押してください。

  次の画面で仮想マシンのディスク容量を変更できます。
  ここも必要に応じてディスクサイズを変更した上で、[次へ] ボタンを押してください。

  最後に「完了」ボタンを押して、仮想マシンを作成します。


以下の環境に応じて適宜条件を満たすと、Ubuntu のインストール画面が起動します。

 ・ 仮想マシン環境の場合、仮想マシンの作成 の実行直後

     ※ 仮想マシン実行後、仮想マシンの画面内をクリックすることで、各種入力デバイスを仮想マシンに反映させることができます。
        仮想マシンの入力デバイスをホストOS側に戻す場合には、キーボードの[Ctrl]キーと[Alt]キーを同時押ししてください。

 ・ スタンドアロンで用意している物理マシンの場合、DVD や USB に書き込んだ Ubuntu メディアを用意して、
  インストーラーを起動する

 ・ クラウドなどの外部マシンの場合、マウントされた ISO イメージに含まれる Ubuntu インストーラを起動する

  Ubuntuのインストーラが起動すると、以下の画面に変わります。
  「Try of Install Ubuntu Server」が選択されている状態rで、Enterキーを押してください。

  選択後しばらく待つと、以下の画面に移行します。
  最初に言語を設定しますが、残念ながら Ubuntu Server には標準で日本語が入っておりませんので、
  ここでは English を選択した状態で Enter キーを押してください。

  続けてキーボードレイアウトの設定に移ります。
  USキーボードをお使いの方はこのままで、日本語キーボードをお使いの方は日本語に変更しましょう。

  変更する場合には、カーソルキーの上下ボタンを押して変更する箇所にカーソルがある状態で Enter キーを押します。

  Enterキーを押すとリストが表示され、その中に "Japanese" の項目がありますので、
  カーソルキーの上下ボタンでそこまで移動させて Enter キーを押します。

  Enterキーを押すと項目が "Japanese" に置き換わります。
  そのままカーソルキーの上下ボタンで、下にある [ Done ] までカーソルを移動させて Enter キーを押します。

  続けて、インストールの種類についての設定画面に移ります。ここでは以下の設定を行なってください。
① カーソルキーで「Ubuntu Sever」の箇所まで移動して、Enterキーで有効にする
   (下記画像のように (X) と表示されている状態にする)

② カーソルキーで「Search for third-party drivers」の箇所まで移動して、Enterキーで有効にする
   (下記画像のように [X] と表示されている状態にする)
  以下の画像のような状態にした後、そのまま下にある [ Done ] にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押します。

  続けて、ネットワーク接続の設定に移ります。
  ここでは DHCP サーバーに対して IP アドレスを問い合わせして登録しますので、Ubuntu サーバー側に割り当てられるまで待ってください。
  割り当てが完了したら、そのまま下にある [ Done ] にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押します。

  続けて、ネットワークプロキシの設定に移ります。
  ここでは特に指定する必要がありませんので、[ Done ] にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押します。

  続けて、Ubuntuのアップデートサーバー(およびミラーサーバー)への自動接続テストに入ります。
  しばらく待ち、画面上に "This mirror location passed tests." と表示されたら、[ Done ] にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押します。

  続けてインストール先のストレージ設定に移ります。
  ここではデフォルトの設定のまま、[ Done ] にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押します。

  ストレージ構成の確認画面が出ますので、そのまま [ Done ] にカーソルを合わせた状態で Enter キーを押してください。

  すると、以下の画面が表示されます。
  「仮想ディスクを初期化して良いか?」と聞いてきていますので、[Continue]を選んで続行してください。

  続けて、初期ユーザーの登録画面に移ります。
  カーソルキーで以下の赤枠部分にカーソルを移動させ、それぞれ以下の情報を入力してください。
Your server's name サーバーの名前
Pick a username サーバーにログインするユーザーアカウントの名前
Choose a password サーバーにログインするユーザーアカウントのパスワード
Confirm your password サーバーにログインするユーザーアカウントのパスワード(確認用)
上記の"Choose a password"と同じものを入力してください
  ユーザーアカウントとして登録した名前とパスワードは忘れず覚えておいてください。

  入力したら、カーソルを下に移動させて [Done] ボタンを押してください。

  続けて Ubuntu Pro へのアップグレードを促されます。
  Ubunty Pro は10年間のセキュリティメンテナンスが提供され個人利用でも5台までは無料なのですが、ここはスキップします。
  そのまま [Continue] を押してください。

  続けて OpenSSH Server のパッケージインストールをするかどうかの選択を促されます。
  ここは"Install OpenSSH server"までカーソルを移動しEnterキーを押してインストールするように選択してください。
  選択し終えたら下までカーソルを移動し、[Done] を選んで押してください。

  続けて、サードパーティ製ドライバのインストール選択画面に移ります。
  仮想マシン環境の場合にはインストール対象がありませんのでそのまま [Continue] を選んでください。

  続けて、代表的なサーバーパッケージのインストールを促されますが、ここでは何も選択しなくても構いません。
  そのまま [Done] にカーソルを合わせて選んでください。

  ようやくインストールが開始されますので、しばらく待ちます。
  以下の画像のように、画面上部に"Installation complete!"と表示されればインストール完了です。
  画面下にある [Reboot Now] にカーソルを移動して Enter キーを押してください。

  [Reboot Now] ボタンを押すと、続けて以下のような警告が出る場合がありますが、
  その場合でもそのまま Enterキーを押して構いません。



  インストールが完了して再起動した後、しばらく待つと以下のコンソール画面に切り替わります。

  login: の後に表示されるアンダースコア( _ ) がLinuxコンソールにおけるカーソルです。
  ここで、Ubuntu インストール時に「Pick a username:」のところに入力していたユーザー名を入力し、Enterキーを押してください。

  ユーザー名を入力し Enter キーを押すと、続けてパスワードの入力を求められます。

  ここでも、Ubuntu インストール時に「Choose a password:」および「Confirm your password:」のところに入力していた
  パスワードを入力して、Enter キーを押してください。
    ※ パスワード入力中何も表示されませんが、正常です。

  正しいパスワードを入力して Enter を押した場合、以下のように表示されます。
ユーザー名@サーバ名:~$
  これでログインが完了し、Linux上での各種コマンドが扱えるようになりました。
  ひとまず、この状態で起動したままにしてください。




WinSCP のセットアップ

WinSCP とは

  WinSCP は SFTP プロトコルを用いて Windows から Linux サーバにデータを転送するための簡易ツールです。

  既に類似するツール類を持っている場合、WinSCPは不要です。
  そのまま オンプレミス版 MUN サーバパッケージの導入 に進んでください。

  WinSCP をセットアップする手順については、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。


  まずは「WinSCP」のインストーラをダウンロードしましょう。
  以下のリンクをクリックしてください。

    http://winscp.net/eng/download.php

  以下のような画面が開きますので、 [DOWNLOAD WINSCP] を選択してダウンロードを開始してください。



  ダウンロードしたインストーラを使って、WinSCP をインストールします。
  インストーラを起動し、最初の画面で「許諾」ボタンをクリックし、使用許諾契約に同意します。

  次の画面で、そのまま「次へ」ボタンを押してください。

  次の画面も、そのまま「次へ」ボタンを押してください。

  次の画面でインストール準備完了ですので、「インストール」ボタンを押します。

  インストールが完了するまでの間、しばらく待ちます。

  インストールが完了したら、「スタートページを開く」のチェックボックスを外し、「完了」ボタンを押しましょう。

  インストールが完了すると、そのまま WinSCP が起動します。
  ひとまず、この状態で起動したままにしてください。



  起動している Linux サーバ側に目を移し、WinSCP を通じて接続するための「サーバ側のIPアドレス」を調べます。

  Ubuntu のコマンドラインから、以下のコマンドを入力してみてください。
$ ip a
  ※ なお、利用されている Linux ディストリビューションによってIPアドレスを引き出すコマンドは異なります。
    上記コマンドで「Command not found」などと表示される場合、コマンドラインから、以下のコマンドを入力してみてください。
$ ifconfig

  実行すると以下のような情報がコンソールに出力されます。
  出力された情報のうち、「lo」の表記がない方のカテゴリー (下図例では ens33のカテゴリー)内にある
inet XXX.XXX.XXX.XXX / YY brd ...
  と表示される「XXX.XXX.XXX.XXX」の部分が、サーバのIPアドレスです(下図例では 192.168.164.130)。
  これをメモなどで記録してください。



  もう一度 WinSCP に目を向けます。
  起動している WinSCP 内の「ログイン」のポップアップウィンドウについて、左側のメニューが「新しいサイト」を選択している状態にします。

  この状態で右側の「セッション」の項目群に、以下の項目を入力してください。
ホスト名 LinuxサーバーのIPアドレス
ユーザ名 Linux サーバにログインしているユーザーアカウントの名前
パスワード Linux サーバにログインしているユーザーアカウントのパスワード
・ホスト名 - Linux サーバの IP アドレス
・ユーザー名 - Linux サーバにログインしているユーザーアカウントの名前
・パスワード - root権限のログインユーザー名のパスワード

  入力が完了したところで、保存ボタンを押します。

  「保存」ボタンを押すと、以下のダイアログが表示されますので、
  「パスワードを保存」のチェックボックスを入れて、「OK」ボタンを押します。

  続けて、Linux サーバに接続します。
  先ほど作成したセッションがログインウィンドウ左側に表示されますので、それを選択した後で、「ログイン」ボタンを押してください。

  ログインしている最中に以下のような警告ウィンドウが表示されますが、構わず[承認] ボタンを押してください。

  サーバ接続後、以下のような画面に切り替われば問題ありません。
  ここではエクスプローラ風のフォルダ一覧が表示され、右側がサーバ側、左側がクライアント側のストレージ内情報を表します。
  WinSCP でサーバに情報を転送する場合、右側のウィンドウに対し、随時データをドラッグ&ドロップする形式で運用します。



オンプレミス版 MUN サーバパッケージの導入

Linux サーバに、オンプレミス版 MUN サーバパッケージ一式を配置します

  ダウンロードした MUN パッケージ一式に含まれる、オンプレミス版 MUN サーバパッケージについて、Linux サーバにデプロイ(配置)します。

  サーバパッケージを配置する手順については、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。


  WinSCP などのツールを使い、Linux サーバに MUN サーバプロセスのプログラムコード一式をコピーします。

  配置先は、Linux のストレージ内のホームディレクトリに置きます。
  ちょうど下記のようなディレクトリ構成になるようにコピーしましょう。
    /
   └─ home
          └─ <ユーザー名>
                  └─ mun_server_x.x.x
                     ├─ cpp
                     └─ csharp

  WinSCP の右側のエクスプローラー枠内に、ダウンロードしたMUNサーバープログラムを解凍したものを
  ドラッグ&ドロップしてコピーしてください。

  このとき、以下のようなダイアログが表示されるような場合、そのまま「OK」を選択してください。

  その後、以下のようなダイアログが表示されるような場合、サーバへのコピー中ですので、完了するまでしばらく待ちます。

  以下のように、サーバー側のエクスプローラーでディレクトリごとコピーされているのが確認できればOKです。



  WinSCP で配置し終えたら、そのファイル内に含まれている「MUN サーバ側のクライアント待ち受けIPアドレス」の設定を行ないます。

  使用するサーバ環境に応じて、以下の2種類からいずれか、あるいは両方を選んで実行してください。

  C++ 版 MUN サーバの設定は、ドラッグ&ドロップでコピーしたフォルダ内の cpp/server.sh 内にありますので、
  WinSCP 経由でそのファイルを開きましょう。

  ホームディレクトリ内に存在する、mun_server_x.x.x ディレクトリをダブルクリックします。

  更にその中にある cpp ディレクトリをダブルクリックします。

  更にその中にある server.sh ディレクトリをダブルクリックします。

  テキストエディタが開きますので、42~44行目付近にある
・PROXY_PUBLIC_ADDR
・RESOLVER_PUBLIC_ADDR
・ROOM_PUBLIC_ADDR
  の3項目のデフォルト設定("0.0.0.0")を、事前に記録していた Linux サーバのIPアドレスに書き換えてください。

  書き換え終わったところで、テキストエディタ上で上書き保存してください。
  自動的にWinSCPを通じて、Linuxサーバに配置されたファイルも遠隔操作で書き換えてくれます。



  C# 版 MUN サーバの設定は、ドラッグ&ドロップでコピーしたフォルダ内の server/csharp/appsettings.json 内にありますので、
  WinSCP 経由でそのファイルを開きましょう。

  ホームディレクトリ内に存在する、mun_server_x.x.x ディレクトリをダブルクリックします。

  更にその中にある csharp ディレクトリをダブルクリックします。

  更にその中にある appsettings.json ディレクトリをダブルクリックします。

  テキストエディタが開きますので、28~30行目付近にある
・PROXY_PUBLIC_ADDR
・RESOLVER_PUBLIC_ADDR
・ROOM_PUBLIC_ADDR
  の3項目のデフォルト設定("0.0.0.0")を、事前に記録していた Linux サーバのIPアドレスに書き換えてください。

  書き換え終わったところで、テキストエディタ上で上書き保存してください。
  自動的にWinSCPを通じて、Linuxサーバに配置されたファイルも遠隔操作で書き換えてくれます。





  デフォルトの MUN サーバの設定上では、以下のポート番号をクライアント向けに開放する必要がありますので、
  お使いのLinuxディストリビューションに合わせて、ポートの開放を行なってください。
TCP:6005, 6015, 6025, 9005, 9015, 9025, 3005, 3015, 3025
UDP:6005, 9005, 3005

  お使いのLinuxディストリビューションが Ubuntu24.04 であれば、以下のコマンドを実行することで開放することができます。
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 6005
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 6015
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 6025
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 9005
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 9015
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 9025
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 3005
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 3015
$ sudo ufw allow proto tcp to 0.0.0.0/0 port 3025
$ sudo ufw allow proto udp to 0.0.0.0/0 port 6005
$ sudo ufw allow proto udp to 0.0.0.0/0 port 9005
$ sudo ufw allow proto udp to 0.0.0.0/0 port 3005
  最後に
$ sudo ufw reload
  を実行し、設定した値を反映させてください。

  なお、コマンド実行時にパスワード入力を求められますので、その際には現在ログインしているLinuxサーバーの
  ユーザーアカウントのパスワードを入力してください。




パッケージのインストール

オンプレミス版 MUN サーバを動作させるために必要な各種パッケージのインストール

  オンプレミス版 MUN サーバのビルドおよび実行環境を整えるために、コマンドを使ってインストールします。

  パッケージのインストール手順については、以下のパネルを順にクリックして指示通りに進めてください。


  C++ 版 MUN サーバのビルドおよび実行のためには、最低限として、以下に示すパッケージのインストールが必要となります。
  ・gcc … Cコンパイラ
  ・g++ … C++コンパイラ
  ・make … C/C++ リンカ
  ・cmake … マルチプラットフォーム対応自動ビルドツール
  ・psmisc … killall コマンド実行用パッケージ
 ・zlib … 圧縮アルゴリズム用パッケージ

  C++ 版 MUN サーバパッケージには、これらをインストールするためのシェルスクリプトを用意しています。
  コマンドラインから、以下のコマンドを入力してください。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd cpp
$ bash setup.sh
$ bash inst.sh

  なお、コマンド実行時にパスワード入力を求められますので、その際には現在ログインしているLinuxサーバーの
  ユーザーアカウントのパスワードを入力してください。

  上記を実行した後で、しばらく待ちます。
  コンソールプロンプトが戻ってきたらパッケージインストール完了です。



  C# 版 MUN サーバのビルドおよび実行のためには、上記に加え、以下に示すパッケージのインストールが必要となります。
  ・dotnet-sdk … Linux 版 .NET 開発のための SDK
  ・libunwind  コールチェイン(バックトレース)のためのライブラリ
  ・libicu … Unicode ロケール対応のためのライブラリ
 ・zlib … 圧縮アルゴリズム用パッケージ

  C# 版 MUN サーバパッケージには、これらをインストールするためのシェルスクリプトを用意しています。
  コマンドラインから、以下のコマンドを入力してください。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd csharp
$ bash setup.sh
$ bash inst.sh

  なお、コマンド実行時にパスワード入力を求められますので、その際には現在ログインしているLinuxサーバーの
  ユーザーアカウントのパスワードを入力してください。

  上記を実行した後で、しばらく待ちます。
  コンソールプロンプトが戻ってきたらパッケージインストール完了です。



MUN サーバのビルド

ソースコードからMUN サーバプロセスを生成する

  ここでようやくMUN サーバプロセスのビルドに入ります。

  ビルド手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで「DEBUGモード」でのビルドが可能です。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd cpp
$ ./server.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Built target mun_master
Built target mun_resolver
Built target mun_proxy
Built target mun_room
Built target mun_monitor
  の表記がなされれば成功です。
    ※ 画面表示の都合上、おそらくログは流れてしまいます。
      以下の画像のように mun_room と mun_monitor のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで「RELEASEモード」でのビルドが可能です。
  ただし、MUNサーバについては「デバッグモード」と「リリースモード」の違いはlibsql(SQLite3拡張ライブラリ)の挙動のみで、
  他の挙動に対する違いは現れません。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd cpp
$ ./server.sh release

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
Built target mun_master
Built target mun_resolver
Built target mun_proxy
Built target mun_room
Built target mun_monitor
  の表記がなされれば成功です。
    ※ 画面表示の都合上、おそらくログは流れてしまいます。
      以下の画像のように mun_room と mun_monitor のみ閲覧できる程度だと思いますが、おおむね問題ありません。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力します。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd csharp
$ ./mun_dotnet_core.sh debug

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
mun_master_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_resolver_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_proxy_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_room_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_monitor_dotnet_core_linux_x64 succeeded
  の表記がなされれば成功です。
    ※ 画面表示の都合上、おそらくログは流れてしまいます。
      以下の画像のように mun_master と mun_resolver のログが閲覧できない場合がありますが、おおむね問題ありません。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力します。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd csharp
$ ./mun_dotnet_core.sh release

  コマンド入力後、ビルドログが表示されます。最終的に
mun_master_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_resolver_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_proxy_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_room_dotnet_core_linux_x64 succeeded
mun_monitor_dotnet_core_linux_x64 succeeded
  の表記がなされれば成功です。
    ※ 画面表示の都合上、おそらくログは流れてしまいます。
      以下の画像のように mun_master と mun_resolver のログが閲覧できない場合がありますが、おおむね問題ありません。



MUN サーバの実行

MUN サーバプロセスを実行し、サーバを起動する

  MUN サーバの実行手順については、以下のうち各種環境に応じたパネルをクリックして、指示通りに進めてください。


  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd cpp
$ ./server.sh start

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd csharp
$ ./mun_dotnet_core.sh startd

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。



  Linux サーバのコマンドラインから、以下のコマンドを入力することで MUNサーバが起動します。
$ cd /home/guest/mun_server.x.x.x # コピーしたMUNサーバーパッケージのバージョンに合わせてください
$ cd csharp
$ ./mun_dotnet_core.sh startr

  コマンド入力後、以下のログが表示され、サーバプロセスが起動します。