サーバ設定&認証IDの構築

目次

  .asset ファイルの作成
  MonobitServerSettings.asset について
  MonobitServerSettings.asset の Inspector 設定項目
  MonobitAuthenticationCode.asset について
  MonobitAuthenticationCode.asset の Inspector 設定項目


.asset ファイルの作成

サーバ設定ファイルと、認証IDファイルの生成

  続いて、サーバ設定ファイルと、認証IDファイルを作成します。
  作成の方法は至って簡単です。 Unity の実行ボタンを押すだけです。
  (サンプルシーンなど、何らかのシーンを開いている必要はありません。)
  一度実行ボタンを押したら、もう一度押して終了させましょう。

ファイルが生成されたかどうかを確認する

  実際に生成されたかどうかを確認してみましょう。
  Unity のメニューから、Window > Monobit Unity Networking > Pick Up Settings を選択します。
  Assets/Monobit Unity Networking/Resources に、以下の2つのファイルが出来ていれば問題ありません。
     ・ MonobitAuthenticationCode.asset
     ・ MonobitServerSettings.asset


MonobitServerSettings.asset について

MUNサーバ接続に関する設定ファイル

  Assets/Monobit Unity Networking/Resources フォルダに生成された「MonobitServerSettings.asset」について説明します。
  MonobitServerSettings.asset は、MUNサーバに接続するため各種設定項目を保持したファイルです。
  この .asset ファイルを用いて、MUNサーバの接続設定を行ないます。


MonobitServerSettings.asset の Inspector 設定項目

概要

  Unity Editor上で Asset/Monobit Unity Networking/Resources/MonobitServerSettings.asset を選択すると、
  同 .asset ファイルに関する Inspector が表示されます。

Application Settings

  Application Settings では、Authentication Code(サーバ認証に必要となる32桁のユニークなコード)の情報が表示されます。
  このコードは MonobitServerSettings.asset が生成された際に自動設定されます。

  また、Authentication Code の表示欄の下には「Generate Code」ボタンがあり、既に設定済みの認証コードを
  再生成(変更)したい場合には、このボタンを押します。

Server Settings

  Server Settings は接続先サーバを設定します。
  Host Type の欄にあるプルダウンリストから、以下の項目を選択することが可能です。
Host Type の設定値 説明
None MUNのサーバ接続先を設定しません。
この状態でMUNサーバ接続命令を実行しても、エラーを出力します。
Mun Test Server 弊社で設置している IDCFクラウドサーバ上の「MUNテストサーバ」に接続します。
デフォルト値として、これが自動設定されます。
Self Server 設定したIPアドレスとポート番号に設置されたMUNサーバに接続します。
※ オンプレミス版のご契約を頂いたユーザー様向けの設定項目です。
Offline Mode MUNのサーバ接続を行なわず、オフラインモードとして運用します。
別途 オフラインモード の設定が必要です。

Time Settings

  Time Settings では、サーバ接続に関するタイムアウト時間について設定できます。
  それぞれ設定項目として、以下の2項目が用意されています。
TimeSettings の項目 説明
Health Check MUNでは「サーバ接続中のクライアントが、接続状態を保っているかどうか」について、クライアントとサーバ間で一定間隔で信号を送受信します。
これを「ヘルスチェック」と呼びますが、このヘルスチェックによる監視時間を設定します。
単位はミリ秒で、デフォルトは10000(10秒)です。
開発中は UnityEditorの一時停止処理や、プログラムのブレークポイントなどによる一時停止により、サーバとの接続が自動的に切断しないよう、この値を大きめにしておくと良いでしょう。
逆にリリース時には通信切断に対応できるよう、デフォルト値に戻しておくようにしてください。
Server Connect MUNサーバに接続を試みてから、実際に接続成功待ちを行なう待機時間です。
接続できないIPアドレスやポート番号を指定した場合、一定時間経過しても接続できなければ、この値をリミットとして自動的に切断します。
単位はミリ秒で、デフォルトは5000(5秒)です。


MonobitAuthenticationCode.asset について

MUNサーバ認証に関する設定保存ファイル

  Assets/Monobit Unity Networking/Resources フォルダに生成された「MonobitAuthenticationCode.asset」について説明します。
  MonobitAuthenticationCode.asset は、MUNサーバでアプリケーション認証を行なうための32桁のユニークコードを保持したファイルです。
  この .asset ファイルを用いて、MUNサーバの認証コードの保存を行ないます。


MonobitAuthenticationCode.asset の Inspector 設定項目

概要

  Unity Editor上で Asset/Monobit Unity Networking/Resources/MonobitAuthenticationCode.asset を選択すると、
  同 .asset ファイルに関する Inspector が表示されます。

Save Data

  Save Data では、Authentication Code(サーバ認証に必要となる32桁のユニークなコード)の情報が表示されます。
  このコードは MonobitAuthenticationCode.asset が生成された際に自動設定され、その値は MonobitServerSettings.asset が生成された時のコードと同一です。

  この値を保持している MonobitAuthenticationCode.asset を共有することによって、複数人で同一アプリケーションを共同開発することができます。
  詳しくは プロジェクト内の複数人で共同開発する場合、認証IDを共有したい。 をご覧ください。