名前

mun_resolver

書式

1 mun_resolver [options]

説明

mun_resolverサーバ。
MUNマルチサーバの１構成要素で、MUNクライアントが最初に接続するエントリーサーバ。
MUNクライアントに対し、初めにどのmun_proxyサーバに接続させるか、その案内を行ないます。
　（mun_proxyサーバについては ../mun_proxy/README.md "こちら" を参照）
mun_proxyサーバ起動時に接続要求を受け、以降、mun_proxyサーバの管理を行ないます。
現時点で CentOS6.x（gcc4.4.7）ベースでのみ動作を保証します。
　　→ 将来的に CentOS7.x および MacOSX/macOS へ対応予定です。

例

mun_resolver サーバを立ち上げるには、最低限以下の情報を必要とします。　　・MUNクライアントを待ち受け(Listen)する、TCPプロトコル用IPアドレスおよびポート番号。
　　・MUNクライアントを待ち受け(Listen)する、UDPプロトコル用IPアドレスおよびポート番号。
　　・mun_proxyサーバを待ち受け(Listen)する、TCPプロトコル用IPアドレスおよびポート番号。
　　・mun_proxyサーバを待ち受け(Listen)する、UDPプロトコル用IPアドレスおよびポート番号。
上記について以下の条件の場合、mun_resolver のコマンドとして、以下のパラメータを指定し実行します。
　　・MUNクライアントを待ち受け(Listen)する、TCP & UDPプロトコル用IPアドレス
　　　　　0.0.0.0（→ この場合、そのサーバのグローバルIPアドレスと同値）
　　・MUNクライアントを待ち受け(Listen)する、TCPプロトコル用ポート番号。
　　　　　7001
　　・MUNクライアントを待ち受け(Listen)する、UDPプロトコル用ポート番号。
　　　　　7101
　　・mun_proxyサーバを待ち受け(Listen)する、TCP & UDP プロトコル用IPアドレス。
　　　　　192.168.0.120
　　・mun_proxyサーバを待ち受け(Listen)する、TCPプロトコル用ポート番号。
　　　　　7201
　　・mun_proxyサーバを待ち受け(Listen)する、UDPプロトコル用ポート番号。
　　　　　7301

1 mun_resolver -T 0.0.0.0 -t 7001 -U 0.0.0.0 -u 7101 -C 192.168.0.120 -c 7201 -D 192.168.0.120 -d 7301

オプション一覧

-h, –help

ヘルプを表示します。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -h

1 mun_resolver --help

-T, –pub-tcp-addr

MUNクライアントの、TCPプロトコル接続による待ち受けIPアドレスを指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0.0.0.0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -T 66.249.89.104

1 mun_resolver --pub-tcp-addr=66.249.89.104

-t, –pub-tcp-port

MUNクライアントに対する、TCPプロトコル接続による待ち受けポート番号を指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -t 3000

1 mun_resolver --pub-tcp-port=3000

-U, –pub-udp-addr

MUNクライアントに対する、UDPプロトコル接続による待ち受けIPアドレスを指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0.0.0.0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -U 66.249.89.104

1 mun_resolver --pub-udp-addr=66.249.89.104

-u, –pub-udp-port

MUNクライアントに対する、UDPプロトコル接続による待ち受けポート番号を指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -u 4000

1 mun_resolver --pub-udp-port=4000

-C, –pri-tcp-addr

MUNサーバ（mun_proxyサーバ）に対する、TCPプロトコル接続による待ち受けIPアドレスを指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0.0.0.0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -C 192.168.0.253

1 mun_resolver --pri-tcp-addr=192.168.0.253

-c, –pri-tcp-port

MUNサーバ（mun_proxyサーバ）に対する、TCPプロトコル接続による待ち受けポート番号を指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -c 5000<br>

1 mun_resolver --pri-tcp-port=5000<br>

-D, –pri-udp-addr

MUNサーバ（mun_proxyサーバ）に対する、UDPプロトコル接続による待ち受けIPアドレスを指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0.0.0.0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -D 192.168.0.253

1 mun_resolver --pri-udp-addr=192.168.0.253

-d, –pri-udp-port

MUNサーバ（mun_proxyサーバ）に対する、UDPプロトコル接続による待ち受けポート番号を指定します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 0 が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -u 6000

1 mun_resolver --pri-udp-port=6000

-l, –log-level

mun_resolverサーバ内で発生した事象についてログを出力する際、どの段階までのログを出力するかを数値で指定します。
指定する数値の内訳は以下の通りです。
　　0 … EMERG。システムが直ちに使用不可になるログのみ表示します。
　　1 … ALERT。EMERGに加え、システムに直ちに対応しなければならないログを表示します。
　　2 … CRIT。ALERTに加え、システムが危険な状態にあるログを表示します。
　　3 … ERR。CRITに加え、システムエラーログを表示します。
　　4 … WARNING。ERRに加え、システムワーニングログを表示します。
　　5 … NOTICE。WARNINGに加え、問題ないが重要なログを表示します。
　　6 … INFO。NOTICEに加え、一般的な情報ログを表示します。
　　7 … DEBUG - INFOに加え、デバッグログを表示します。
この値を設定しない場合、デフォルトで 3 (=ERR) が指定されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -l 7

1 mun_resolver --log-level=7

-O, –log-path

mun_resolverサーバ内で発生した事象についてログをファイル出力するディレクトリ先を指定します。
この値を設定しない場合、ログはファイル出力されず、すべてコンソール出力されます。
記述例は以下の通りです。

1 mun_resolver -O ./log

1 mun_resolver --log-path=./log